当たり前のことだけど
人生は一回きりだ。
そのわりには、結構ぼんやり過ごしてきてしまったと思う。
一回きり、に対して、全く危機感を持っていなかった。
それでも
再発の知らせを聞いてから武道館までの5ヶ月間
一緒に同じものを目指していた時間の中で
人生というものは、ただ、現実でしかなくなり、
「生きること」が以前より、ずっと近くなった。
もちろん、病を得てしまった本人にくらべたら
全然 現実感の足りない感覚だけれど
今まで私が“本気”と思って来た感覚は
ずいぶんと生温かったと思い知ったし
強い意志で行動をするという本当の意味を
教えてもらった気がする。
一日に懸けた思いが強すぎて
終わったあとの燃え尽き具合は物凄かったけれど
たった一回きりの人生の中で
初めて自分は、紛れも無く本気だった気がしている。
ここから新たにまた歩き出すためにも
とても大事な、特別な一日になった。
「死ぬまで生きるか」
あまりにも重い言葉だけれど
精一杯生きている人と一緒にいて
恥ずかしくない人間でいたい。

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楽しい演奏等々ありがとうございました。武道館は演者ごとにステージングも違うのが驚きつつ楽しみつつしております。あの雰囲気を作り出せるのはあの日のあの人たちがしか作れないとなるとますます貴重で、素敵なステージでした。
日テレの特集も録画して保存しておきました。
あの日への道のりがちらっとですが垣間見えた気がします。yokoさんもちらっと映ってたのがニヤリとしましたが。
では引き続きいろいろ楽しんで!